節水トイレでどれくらい節約できる?
投稿日:2021年2月10日
節水トイレでどれくらい節約できる?
節水トイレの節約効果は最大で半分くらい
通常の水洗トイレの場合、水の使用量は、大で8〜12L、小で6〜8Lくらいになっています。一方で、節水タイプのトイレの場合、最新の製品では4〜5Lくらいなので、概ね半分くらいの使用量になります。
一般的な家庭の水の使用量のうち、25%ほどがトイレと言われているので、節水タイプのトイレにすることで節約される水道料金は、概ね一ヶ月の水道代の13%ほどだと思っておけば良いでしょう。1ヶ月の水道代が1万円であれば1,300円、5,000円であれば750円ほど水道料金が減るイメージです。
トイレはその家に住んでいる以上一生使うものですので、住むであろう年数で掛け算すれば、どれくらい水道代を節約できるかがわかります。
この節約する代金がトイレの交換費用よりも高いのであれば、交換する価値はあると言えます
便座の交換以外の節水は故障の原因にも
トイレの節水というと、
- タンクにペットボトルを入れる
- タンクに節水リングを使う
というのがメジャーですが、水圧のある節水型トイレでないのに、節水型と同じくらいになるように水の量を減らしてしまうと、水圧が足りずに排水管が詰まってしまう可能性があります。
排水管が詰まってしまうと、工事費用は節約した水道代金の比ではないくらいかかってしまうので、無理な節水はやめましょう。
一般的に排水溝まで押し出すための水圧は8Lほどの排水で良いとされているので、今使っているトイレが一回12Lほど使うトイレなのであれば、4Lほど節水できると言われている節水リングを使っても、問題ない可能性があります。
ただ、どれくらいの水量で排水管まで届くかは、その家のトイレの位置と共通汚水排水管までの管の長によるので、できれば工務店などに相談した方が良いでしょう。
いづれにしても、知識がない状態でDIYでトイレ周りを改造するのはそれなありのリスクはあるので、その点は注意して行うようにしましょう。