デスクトップPC周りの節電設定・環境の作り方まとめ
投稿日:2022年9月19日
電気代が高騰している中で、冷房など生活系の電気代は中々減らせませんが、デスクトップPC周りは実は電気代を減らすことが出来る部分がたくさんあります。
目次
PC本体設定・環境
スリープをする・スリープインを早めにする
PC関連機器の中でもやはり本体が一番電力を消費します。ただ、PCは立ち上がり時に意外と電力を使うので、スリープを使うのがベストです。PCの種類にもよりますが、スリープ時はほとんど電力を消費しないモデルもあります。
通常、OS側で30分くらいでスリープに入る設定になっていることが多いですが、メインPCでないなら10分ほどでスリープに入る設定にするのがベスト。
PCのスペックにもよりますが、ずっと立ち上げっぱなしのデスクトップPCであれば、スリープ設定を早めに入れるだけで月間で1,000円ほど電気代を抑えることが出来るケースもあります。
エアフローを良くする
デスクトップPCの場合、高熱になるCPUやHDDなどの熱が籠るケース内の温度を、大型のファンで外に排出して冷却をします。
その際、ファンやヒートシンクに埃が溜まっていると冷却効果が下がってファンの稼働時間が増えてしまいます。しっかり清掃をして冷却力が落ちないようにしましょう。
また、ファンの配置やパーツの配置次第でエアフローが変わってきます。エアフローが良いと、低い電力でもしっかり冷やすことが出来ます。小型PCケースでは限界がありますが、よりエアフローを良くしたいのであれば、大型のケースに乗り換えるのも検討してみましょう。
ディスプレイ周り
バックライトの輝度を低くする
ディスプレイはデスクトップPCの周辺機器の中でも電力を使う機器です。そして、ディスプレイの消費電力はほとんどがバックライトです。バックライトを暗くするとそれだけ消費電力を抑えることが出来ます。
バックライトを下げすぎると暗くなって目が悪くなってしまうので、適度な明るさ&明る過ぎないように設定しましょう。
ディスプレイの枚数を減らす
デスクトップPC環境にこだわりがある方は、デュアルディススプレイやトリプルディスプレイを使っている方もいるでしょう。そうした方はディスプレイの枚数を減らすことで消費電力を減らすことが出来る可能性があります。
例えば、消費電力20Wの23インチディスプレイを2枚使っているなら、消費電力30Wの34インチウルトラワイドディスプレイにした方が消費電力は抑えることが出来ます。
1日12時間使うとして1ヶ月で100円ていど電気代を減らすことが出来ます。34インチウルトラワイドディスプレイは4万円くらいするので減った電気代で元は取れないですが、ディスプレイを新調するタイミングであればコスパは良いでしょう。
周辺機器
使っていない周辺機器を外して電源を落とす
基本中の基本ですが、キーボードやマウスなどを除いて、使っていない周辺機器は外しておきましょう。
基本は繋ぎっぱなしでもそんなに電気代がかからないことがほとんどですが、HDDのように接続しているだけで常に電気を消費するタイプの周辺機器もあるので、「全部外して電源を落とす」というルールにしておいた方が確実です。
HDDはSSDに変更する
たかがHDD、されどHDD。HDD一台の消費電力は最大で25Wほど。1台なら月間で100円程度しか電気代はかかりませんが、これが3台、4台と増えていくとバカに出来ない電気代になります。
面倒ですが、使い終わったら電源を消すか、より消費電力が少ないSSDに変更するとPC周りの消費電力を抑えることが出来ます。